毎日のように使う方も多いティファールの電気ケトルで、大規模なリコールが発表されています。
対象となっているのは2021年10月から2024年7月にかけて生産された約418万台。
不具合によっては、発煙や発火に発展するリスクがあると説明されています。
「自分のケトルは大丈夫?」と不安に感じる方もいるでしょう。
その疑問を解消できるよう、この記事ではリコールの背景や対象製品の見分け方をわかりやすくまとめています。
さらに、無料で交換を申し込む方法や、交換品が届くまでの間に注意しておきたい安全対策についても丁寧に解説。
公式サイトでの型番チェックのやり方や、電話窓口の案内先も紹介しているので、初めて対応する方でも迷わず手続きできます。
身近な家電だからこそ、できるだけ早く正確な情報を確認し、安全に使い続けられるように行動していきましょう。
ティファール電気ケトルのリコールについて知っておきたいこと

ティファールの電気ケトルに関して、現在大規模なリコールが行われています。
ここでは「なぜリコールになったのか」「どの製品が対象なのか」を整理してわかりやすくご紹介します。
リコールが始まった背景
2024年以降、ティファール製の電気ケトルで発煙や発火に関する報告がいくつも寄せられました。
それを受けてメーカーは自主的にリコールを実施。
発表は2025年9月で、対象となるのは2021年10月から2024年7月にかけて製造されたモデル、およそ418万台にのぼります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表時期 | 2025年9月 |
| 対象台数 | 約418万台 |
| 製造期間 | 2021年10月〜2024年7月 |
| 不具合内容 | 発煙・発火の可能性 |
不具合の原因と考えられるリスク
調査で明らかになったのは、電源コードの扱い方による問題でした。
特に、コンセントからコードを直接引き抜く動作を繰り返すと、プラグ部分に大きな負担がかかり破損につながることがあるのです。
メーカーの検証では部品自体は基準を満たしていたものの、日常的な使い方が想定以上のリスクを引き起こしてしまったことが判明しました。
そのため安全性を高める目的で、改良済みの電源プレートへ無料交換する対応が進められています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 原因 | コードの引き抜きによるプラグ損傷の可能性 |
| 報告件数 | 2024年4月以降で16件 |
| 被害状況 | 軽度の火傷が一部で発生、大きな物損は確認されず |
普段の生活でよく使う家電だからこそ、安心して利用できるように情報を把握し、早めの対応を行うことが大切です。
ティファール電気ケトルがリコール対象か調べるステップ

「自分のティファール電気ケトルはリコール対象なのかな?」と不安に感じる方のために、確認のやり方をまとめました。
型番や製造時期をチェックするだけで、対象かどうかをすぐに判断できます。
製品ラベルと数字コードの確認方法
ケトルの底を見てみると、ラベルが貼られており「製品品番」と「4桁の数字」が記載されています。
この4桁の数字には意味があり、前半の2桁は「製造された週」、後半の2桁は「製造年」を示しています。
例えば「4221」と表記されていれば、「2021年の第42週に作られた」ということになります。
少し慣れると暗号のようなこの数字も簡単に読み解けるようになります。
なお、ウォッシャブル0.8Lモデルに関しては、ラベルではなく刻印で数字が表記されているので間違えないように注意してください。
| 番号 | 意味 |
|---|---|
| 左2桁 | 製造週(1〜52の範囲) |
| 右2桁 | 製造年(例:21=2021年) |
| 例:4221 | 2021年の第42週に製造 |
毎日使うものだからこそ、こうした確認を一度しておくと安心です。
心配なときは公式サイトでも照合できるので、合わせてチェックしておきましょう。
対象モデルの確認方法と公式サイトでのチェック手順

ティファールの公式ホームページでは、リコール対象となっている電気ケトルのモデルが一覧で公開されています。
まずは自分のケトルに記載されている型番と4桁のコードを見つけて、公開リストと照らし合わせてみましょう。
一致すればリコール対象製品ということになります。
さらに便利なのが、公式サイトに用意されている検索フォームです。
そこに型番と番号を入力すると、対象かどうかがすぐに判定される仕組みになっています。
「KO4901JP/87」のように末尾に追加の数字や記号があっても、案内では「KO4901JP」としてひとまとめにされているので心配はいりません。
| 確認方法 | 内容 |
|---|---|
| 本体ラベル確認 | ケトル底面の品番と4桁コードをチェック |
| 一覧表で照合 | 公開されている対象モデルリストと見比べる |
| 専用フォーム利用 | 番号を入力して即時判定 |
毎日使うケトルだからこそ、少しの手間で安全性を確認しておくことが大切です。
特に公式の検索フォームを利用すれば、時間をかけずに安心できる答えが得られます。
ティファール電気ケトルのリコール交換手続きの流れ
もし自分のケトルがリコール対象に含まれていたら、放置せず早めに交換を申し込みましょう。
交換はもちろん無料で、申請の方法も難しくありません。
忙しい方でも自宅からすぐに手続きができるので安心です。
インターネットを使った申し込み方法
ティファールの公式サイトには「電源プレート交換専用ページ」が設けられています。
そこに型番と4桁の番号を入力し、続けて名前や住所といった基本情報を入力すれば手続き完了です。
パソコンやスマホから申し込めるので、わざわざ電話をかけたり郵送の手配をしたりする必要がありません。
ネット環境さえあれば、外出せずに安全な交換の申し込みができるのが大きなメリットです。
| ステップ | 手順 |
|---|---|
| 1 | 公式サイトへアクセス |
| 2 | 型番と4桁コードを入力 |
| 3 | 氏名・住所など必要事項を入力 |
| 4 | 申し込み完了メールを確認 |
毎日使うケトルだからこそ、安心して利用できるように早めの行動を心がけましょう。
電話でのリコール交換申し込み方法

「スマホやパソコンの操作が苦手で不安…」という方や、直接スタッフと会話しながら進めたい方には電話での申し込みが便利です。
専用のフリーダイヤルにかければオペレーターが対応してくれるので安心感があります。
番号は 0120-153-020。
受付時間は毎日9時から18時までで、土日や祝日も対応しているのが心強いポイントです。
手続きがスムーズに進むように、あらかじめケトル本体に記載されている品番と4桁の番号をメモしておくと会話がスピーディに進みます。
| 窓口 | 連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 電話 | 0120-153-020 | 9:00〜18:00(土日祝も対応) |
| オンライン | 公式交換専用ページ | 24時間受付 |
「自宅にネット環境がない」「やっぱり人に直接聞きたい」という方でも、電話窓口なら安心して交換の申し込みができます。
リコール対象と分かったときに気をつけたいことと安全な使い方
もしお使いのティファール電気ケトルがリコールの対象だと分かったら、まずは普段の使い方を見直すことが大切です。
新しい製品に交換してもらえるまでの間も、安全に過ごすために守るべきポイントがあります。
利用を控えるべき異常サイン
次のような症状が見られたら、迷わず使用をやめましょう。
火災や感電の危険を防ぐための大事なチェックリストです。
- プラグがぐらついたり、形が変わっている
- 本体やプラグ部分が異常に熱くなる
- 焦げ臭いにおいがする
- 使用中に煙が出てくる
ひとつでも当てはまれば、すぐに電源を切り、メーカーへ相談してください。
| サイン | 取るべき行動 |
|---|---|
| 焦げたにおい | 即座に使用を中止 |
| プラグの変形 | 交換品が届くまで使用禁止 |
| 異常な発熱 | コンセントから外して利用をやめる |
交換品が届くまでの過ごし方
交換品が手元に届くまでに、数週間から1か月ほどかかることもあります。
その間、やむを得ず使用する場合には以下の点を必ず守りましょう。
- コードを強く引っ張らず、必ずプラグの根元を持って抜く
- 本体が熱すぎると感じたり、違和感を覚えたらすぐに使用を中止する
少しでも「危ないかも」と思ったら、無理に使い続けず、別のやかんやケトルで代用するのがおすすめです。
| 状況 | 安全な対応策 |
|---|---|
| 交換品待ち | できる限り使用を控える |
| どうしても使う場合 | プラグの根元を持って抜く |
| 異常を感じたとき | 即時に使用停止しメーカーに連絡 |
大切な日常生活を守るためにも、ほんの少しの注意でリスクを減らすことができます。
ティファール電気ケトルを安心して長く使うための工夫

せっかく無償交換で新しい電源プレートを受け取っても、扱い方を誤れば再びトラブルを招く恐れがあります。
ここでは、ティファール電気ケトルを安全に使い続けるために覚えておきたい大切なポイントを整理しました。
電源コードの扱い方に気をつける
ケトルの寿命や安全性に大きく影響するのが電源コードの扱い方です。
コードを無理に引っ張って抜くのは厳禁。
必ずプラグの根元を持ち、まっすぐ引き抜くようにしてください。
また、コンセント周りに家具や荷物を置くと、知らないうちにコードが圧迫されることがあります。
コードに余裕を持たせて配置することも、事故を防ぐためには欠かせません。
| NG行為 | 正しい方法 |
|---|---|
| コードを持って引き抜く | プラグの根元を持ってまっすぐ抜く |
| 家具などでコードを挟む | コードが潰れないようにゆとりを持たせる |
| 濡れた手で操作する | 必ず乾いた手でプラグを抜く |
定期的に点検して安心をキープ
「ちょっと確認するだけ」で防げる事故もたくさんあります。
日常の中で、次のチェックを習慣にしてみましょう。
- プラグ部分が熱を帯びていないか
- コードに擦れやねじれがないか
- 使用中に焦げたような匂いがしないか
- 本体にひび割れや変形がないか
少しでも「おかしいな」と思ったら、すぐに使用をやめることが何よりの安全対策です。
| チェック項目 | 推奨頻度 |
|---|---|
| プラグの熱 | 使用のたびに確認 |
| コードの状態 | 週1回ほどチェック |
| 匂いや煙 | 使用中は常に意識する |
| 本体のひびや変形 | 月に1回程度確認 |
毎日のちょっとした心がけで、ティファール電気ケトルを安心して長く愛用できます。
まとめと今後の対応について
今回のティファール電気ケトルのリコールは、規模が大きく、多くの家庭に関わる重大な内容でした。
特に注目すべきなのは、製品そのものの欠陥というより、普段の使い方がリスクを高めていた点です。
対象モデルを持っている方は、まず公式サイトや電話窓口で確認を済ませましょう。
そして対象と分かったら、必ず無償交換の手続きを行うことが大切です。
交換品が届いた後も油断は禁物です。
プラグやコードの扱い方を見直し、正しい使い方を続けることが安全につながります。
ちょっとした習慣の改善が、ご家族の安心を守ることにつながるのです。
| ポイント | 行動内容 |
|---|---|
| 対象確認 | 公式サイトや電話窓口で型番とコードを照合 |
| 交換手続き | インターネットまたは電話で申し込み |
| 交換品到着まで | 使用を控えるか、注意しながら利用 |
| その後の使用 | プラグ・コードの正しい扱いを徹底 |
安全性の確保は一度きりの作業ではなく、日々の積み重ねが大事です。
今回のリコールをきっかけに、電気ケトルだけでなく他の家電についても扱い方を見直すことで、より安心できる暮らしへとつながっていくでしょう。

