最近、「Apple IDの支払情報更新」というタイトルの偽iCloudメールが頻繁に報告されています。特に2月後半からは、1日に数通もの偽メールが届く事例が増加しています。
この問題に効果的に対処するための原因と対応策について詳しく解説します。
多数報告されている「Apple IDの支払情報更新」の偽iCloudメール
このタイプのメールは2月の下旬から急増しており、多くのユーザーが日に何度も受信すると報告しています。
- 「Apple IDの支払情報更新」という件名で頻繁にメールが届きます
- 異なる送信元アドレスから送られてくるため、メールのブロックが難しい
- 特にソフトバンクのユーザーからの報告が多い
これらの報告によれば、Appleを騙るフィッシング詐欺の可能性が高いです。
原因
このようなメールは、Appleの公式メールを模して個人情報やクレジットカード情報を不正に収集しようとするフィッシング詐欺である可能性があります。多くはAppleとは無関係のドメインから送信されており、送信元が偽装されていることが疑われます。
迷惑メールが届く主な理由は以下の通りです。
- 過去に登録したサイトがハッキングされ、情報が漏れ出た。
- 漏れ出した情報がダークウェブで取引され、スパム送信者のリストに加えられる。
- スパム送信者が一般的なメールアドレスを生成し、大量にメールを送信する。
- メールを開くか、メール内の「配信停止」リンクをクリックすることで、「アクティブなアドレス」であると判断され、さらにスパムメールが増える可能性があります。
対応策：「Apple IDの支払情報更新」と偽ったiCloudメールが多く届く場合
「Apple IDの支払情報更新」を騙ったiCloudメールが頻繁に届く場合の対処方法は以下の通りです。
- メールのフィルタリング機能を活用する
- 迷惑メール防止アプリを利用する
- メールアドレスの変更を検討する
それぞれの方法について、具体的な解説を行います。
迷惑メール対策としてのメールフィルターの活用
迷惑メールに対処する最初の手段は、「メールフィルターの使用」です。
GmailやiCloudメール、プロバイダメールでは、「特定の単語を含むメールをブロックする」という機能を利用できます。
特に、「iCloud」、「お支払い情報を更新」、「Apple ID」といったフレーズを含むメールを迷惑メールフォルダに自動振り分けたり、削除したりすることで、迷惑メールの受信を抑制できます。
Gmailでは、「フィルタとブロックされたアドレス」設定を用いて、特定の単語が含まれるメールを自動で処理できます。以下の手順で設定できます。
- Gmailを開きます（PC版推奨）。
- 検索バーの右端にある「フィルタを作成」アイコン（▼）をクリックします。
- 「含む」または「件名」に特定の単語を入力します。
- 「フィルタを作成」をクリックします。
この設定により、特定の単語を含む迷惑メールが自動的に処理されます。ただし、正規のiCloudからのメールを誤ってフィルタリングしないよう、慎重に設定する必要があります。
迷惑メール対策アプリの利用
Cloudmarkの利用
Cloudmarkは、迷惑メールを99%以上ブロックすることで知られており、誤検知が非常に少ないため、信頼性が高いです。
SpamDrainの導入
SpamDrainは、受信トレイをスパムやフィッシングから守るサービスです。ユーザーのメールアカウントに接続し、不要なメールを効果的にフィルタリングします。
OCNメールフィルターの活用
OCNでは、Webメールを通じて特定の送信者や件名を含むメールを自動的に振り分けるメールフィルターの設定が可能です。
楽天モバイルの迷惑メール対策
楽天モバイルを使用している場合、メールフィルターや受信拒否リストを作成することが迷惑メール対策に役立ちます。
メールアドレスの変更を検討
迷惑メールが止まらない場合の最後の手段として、「メールアドレスの変更」が効果的です。新しいメールアドレスを設定し、重要な連絡先だけを新アドレスに移行することで、安全を確保できます。ランダムな文字列を含むアドレスを選ぶとより安全です。
まとめ
「Apple IDのお支払い情報を更新！」というテーマのiCloud関連偽メールへの対応策を紹介しました。対策として、メールのフィルタリング機能の活用、迷惑メール対策アプリの使用、メールアドレスの変更が挙げられます。これらの方法を活用して、迷惑メール対策を効果的に行いましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
