荷物や書類を送るとき、あなたはどんな発送方法を選んでいますか?
「レターパックって耳にするけど、どこで手に入るの?」「ライトとプラスの違いは?」と迷った経験がある方も多いはずです。
本記事では、レターパックを入手できる販売場所をはじめ、ライトとプラスそれぞれの特徴や選び方を分かりやすく解説します。さらに、日常使いからビジネスシーンまで役立つ活用アイデアもご紹介。
2025年の最新情報を反映し、発送をもっとスムーズで便利にするための実用ガイドとしてお届けします。
コンビニやスーパーでも?レターパック入手先まとめ

郵便局での入手方法と営業時間
全国一律料金で荷物を送れる日本郵便のサービス「レターパック」は、まず郵便局で確実に購入できます。窓口では、**ライト(370円)とプラス(520円)**の両方を取り扱っており、1枚からまとめ買いまで対応しています。
多くの郵便局は平日9時〜17時の営業ですが、都市部の中央郵便局や大型店舗には24時間営業や土日対応の場所もあります。特に「ゆうゆう窓口」がある局なら、夜間や休日でも購入可能です。
料金はどこで買っても定価ですが、「確実に手に入る・在庫切れの心配が少ない」という意味では郵便局が最も信頼できます。
コンビニでの取り扱い状況
郵便局以外で入手しやすいのはローソンです。日本郵便と提携しており、多くの店舗でライト・プラス両方を販売しています。購入時はレジで店員に声をかければOK。多くはレジ裏に保管されているため、棚に並んでいなくても在庫があることがあります。
一方、セブンイレブンやファミリーマートでは原則販売していません(2025年8月時点)。また、ローソンでも在庫が限られている店舗があるため、複数枚必要な場合は事前に電話確認すると安心です。
スーパー・ホームセンターでの販売
「イオン」「イトーヨーカドー」「カインズホーム」など、一部のスーパーやホームセンター内にも郵便取次コーナーが設置されており、ここでレターパックを購入できます。
これらの窓口は日本郵便の委託業務として切手やはがきと並び販売しているもので、店舗の営業時間に準じて土日や祝日も利用可能です。買い物ついでに手に入れられるのが大きな利点です。ただし、全店舗が対応しているわけではないので事前確認がおすすめです。
ネット通販での購入
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでもレターパックは購入できます。特に10枚や20枚のまとめ買いをしたい場合、ネットは在庫も豊富で自宅に届くため便利です。
ただし、販売元によっては送料加算や定価以上の価格になっていることもあるため注意が必要です。安心して購入するなら、Amazon内の「日本郵便公式ショップ」などの正規取扱店を選びましょう。
意外な販売場所
駅のキオスクや文房具店、東急ハンズ・ロフトといったオフィス用品専門店で扱っているケースもあります。さらに、企業や団体向けの郵便ニーズが高いビジネスセンター、大学・病院の売店などでも販売されていることがあります。
旅行先では観光案内所やホテルフロントで入手できる場合もあり、急な発送が必要になっても意外と調達先は多く存在します。
レターパック「ライト」と「プラス」の違いを徹底比較

配達方法の相違点
全国一律料金で利用できるレターパックには「ライト」と「プラス」の2種類があり、その最大の違いは配達の受け渡し方法にあります。
- ライト:郵便受けへ直接投函。不在時でも受け取れる。
- プラス:対面での手渡し配達。受領印またはサインが必要。
外出が多く、受け取りのために在宅できない場合はライトが便利です。一方、オークション落札品や重要書類など「受け渡しの証拠」が欲しい場合はプラスが安心。プラスなら配達記録が残るため、万一のトラブル防止にも役立ちます。
厚さ・重量制限の違い
封筒の大きさは共通ですが、厚みの条件が異なります。
| 種類 | 厚さ制限 | 重量制限 | 配達方法 |
| ライト | 3cm以内 | 4kgまで | 郵便受け投函 |
| プラス | 制限なし(封筒が閉じれば可) | 4kgまで | 対面手渡し |
ライトは3cm以内という制約があるため、薄い書類や軽い衣類向け。厚みのある品を送る場合はプラスを選ぶと安心です。どちらも最大重量は4kgまでなので、重さにも注意が必要です。厚さオーバーで返送されるリスクを避けたいときもプラスが無難です。
価格差と使い分け
2025年8月時点の料金は、ライトが370円、プラスが520円。差額は150円ですが、この金額をどう見るかは用途によります。
ライト向きのケース
- 数枚の書類を送るだけ
- 不在時にも配達してほしい
- コスト重視
プラス向きのケース
- 相手に直接手渡ししたい
- 受領記録や追跡が必須の取引
- 厚みのある荷物を送りたい
結局のところ、「何を送るか」「どう届けたいか」で選び方は変わります。
追跡サービスの違い
どちらのタイプも追跡番号付きで、郵便局の公式サイトやアプリから配送状況を無料で確認できます。流れは以下の通りです。
- 引受(受付完了)
- 中継(仕分け拠点を通過)
- 配達中(配達員が持ち出し)
- 配達完了
ライトでは投函日時まで確認でき、プラスでは受け取った人物名まで記録されます。より詳細な記録が必要ならプラスが適しています。
配達スピードの傾向
ライト・プラスともに速達扱いで、通常は発送から1〜2日程度で届くことが多いです。
- ライト:投函配達のため、郵便受けの配達ルートによって到着時間が変動。
- プラス:手渡しのため再配達になる可能性はあるが、優先度は高め。
都市部間では特に早く届く傾向がありますが、地方や離島では遅れる場合もあるため、期日に余裕がない場合は午前中の差し出しがおすすめです。
用途別ガイド|レターパックライトとプラス、どちらを選ぶ?

軽くて薄い荷物なら「ライト」
3cm以内・4kgまでという条件に収まる荷物であれば、ライトが最もコストパフォーマンスの高い選択です。
利用例
- ビジネス文書(契約書・請求書・申込書など)
- 履歴書や職務経歴書
- 薄い冊子や文庫本程度の書籍
- USBメモリやSDカードなどの小型デバイス
郵便受けに直接投函されるため、受取人が不在でも配達完了になるのが大きなメリット。平日昼間に家やオフィスを空けがちな相手にも向いています。
ただし郵便受けのサイズが小さい場合は投函できない可能性があるため、厚みや封入方法に少し余裕を持たせると安心です。
大事な荷物や記録を残したい場合は「プラス」
中身が重要、または確実に本人に渡したい場合はプラスを選びましょう。
適したケース
- フリマ・ネットオークションの商品
- 機密性の高い契約書や証明書
- プレゼントや記念品
- 貴重な資料や証明書類
プラスは「対面での手渡し」が必須で、受取人のサインや印鑑が記録に残ります。厚さ制限がないため、緩衝材や箱を入れても送れる柔軟さも魅力。
唯一の注意点は、不在時は再配達になること。事前に到着予定を知らせておくとスムーズです。
対面受け取りが必要な理由
プラスが選ばれるのは、配達の確実性と記録性が高いからです。
- 受取証拠が残る
- 代理受取のリスクが低い
- 紛失や未着の防止につながる
- 追跡情報で配達完了まで確認可能
特に企業間の重要書類や法的通知の送付など、「届いたこと」が証明できる状況で重宝されます。
価格面での選び方
ライトは全国一律370円で、宅配便よりも割安。コスト重視ならまずこちらを検討。
ただし、+150円で得られるプラスの「対面受け渡し」と「明確な記録」が必要な場合は、その差額以上の価値があります。
頻繁に利用する人は10枚単位でまとめ買いしておくと在庫切れを防げ、業務利用では購入の手間や年間コストの削減にもつながります。
他の郵便サービスとの比較
日本郵便にはレターパック以外にも安価な全国一律サービスがあります。
| サービス | 料金 | 厚さ | 配達方法 | 追跡 | 特徴 |
| レターパックライト | 370円 | 3cm以内 | 郵便受け | あり | 封筒型、手軽で速い |
| レターパックプラス | 520円 | 制限なし | 対面手渡し | あり | 記録・安全性重視 |
| クリックポスト | 185円 | 3cm以内 | 郵便受け | あり | 安価だが印刷手続きが必要 |
| ゆうパケット | 250円〜 | 1〜3cm | 郵便受け | あり | 厚さで料金変動 |
クリックポストやゆうパケットは料金が安い反面、事前のオンライン手続きやラベル印刷が必須。
レターパックは購入後すぐ書き込んで発送できるため、急ぎや準備時間がない場合に強みを発揮します。
初めてでも安心!レターパックの使い方ガイド

宛名記入の基本と注意ポイント
レターパックの宛名書きはとてもシンプルです。封筒に印刷されている指定欄に、差出人と送り先の氏名・住所・電話番号を記入します。
筆記具は黒または青の油性ボールペンが推奨。鉛筆やフリクションペンは、消えたりにじんだりする恐れがあるため避けましょう。
宛名や住所は配達員が読みやすいよう、大きめで丁寧に。国内あてなら必ず日本語で記入し、電話番号も忘れずに。特に不在時の連絡には必須です。
送り状不要&記入ルール
レターパックは伝票を別に用意する必要がなく、封筒の宛名欄に直接書き込むだけで発送できます。
ただし以下の点に注意しましょう。
- 指定された宛名欄以外に記入しない
- 住所は省略せず正式に書く
- 個人宛には「様」、法人・団体宛には「御中」を必ず付ける
封を閉じる際は、のりやテープでしっかり固定。厚みのある荷物は自然に開きやすいので特に注意が必要です。
もし書き損じた場合は修正液を使わず、新しいレターパックに書き直します。事前に鉛筆で下書きしてから清書すれば失敗を減らせます。
投函方法と受付場所
レターパックは郵便局窓口のほか、全国のポストにも投函可能です。
ポスト投函時のチェックポイント
- 投入口サイズに通るか確認(ライトは3cm以内)
- 夜間・休日でも投函OK
- 集荷時間によって配達日が変わる
ライトはポスト投函が基本で、24時間いつでも差し出せます。プラスも投函できますが、厚みや大きさによっては窓口持ち込みが必要です。
夜間や休日なら、時間外でも受け付ける「ゆうゆう窓口」も便利です。確実に証明を残したい場合は窓口で差し出し証明をもらっておくと安心です。
追跡番号の使い方
すべてのレターパックには13桁の英数字からなる追跡番号が付きます(封筒右上に記載)。
追跡は日本郵便の公式サイトまたはスマホアプリから可能で、アプリならバーコード読み取りで簡単に確認できます。
表示される配達状況例
- 引受(受付完了)
- 中継(仕分け拠点通過)
- 配達中(配達員が持ち出し)
- 配達完了(ライトは投函日時、プラスは受領者名まで記録)
プラスのほうが受け渡し記録が詳細に残るため、ビジネス用途や証拠が必要な場面で特に安心です。
トラブル発生時の対応
もし追跡が更新されない、配達されないなどの問題が発生した場合は、以下の流れで対応します。
- 追跡ページで最新状況を確認
- 解決しない場合は郵便局窓口またはお客様サービスセンターへ連絡
- 連絡時には追跡番号を手元に用意
日本郵便 お客様サービス相談センター
フリーダイヤル:0120-23-28-86
受付時間:平日 8:00〜21:00/土日祝 9:00〜21:00
レターパックは補償制度がないため、返金は基本的にありませんが、追跡履歴をもとに調査してくれます。発送前に封筒の控えや写真を残しておくと、スムーズに状況説明できます。
レターパックをもっと活用するための便利ワザ

常備しておくと助かる理由
レターパックは1枚単位で買えますが、自宅やオフィスにあらかじめ何枚か置いておくと、急な発送にも即対応できます。
役立つシーンの例
- 締め切り直前の書類提出
- 急な業務連絡での資料送付
- フリマ取引の即日発送
- 家族や友人へのちょっとした荷物送り
- 天候不良で外出できないとき
ライトとプラスを2〜3枚ずつ用意しておけば、送る相手や内容に応じてすぐ選べます。
郵便局やコンビニが営業していない時間でも、封入してポストに入れるだけで発送できるため、時間の節約にもなります。
購入日を封筒の裏にメモしておくと、在庫管理がスムーズ。長期保管は汚れや折れの原因になるので、平らな状態で保管するのがおすすめです。
QRコードでのかんたん追跡
近年のレターパックには、封筒右上にQRコードが印刷されているタイプがあります。
スマホのカメラやQRコードリーダーで読み込むと、追跡ページへ直接アクセス可能。
利用手順
- スマホのカメラを起動
- 封筒のQRコードを読み取る
- 配達状況ページが開き、最新情報を確認
外出先や移動中でもパソコン不要で荷物の位置がわかるため、ビジネスや取引にも便利です。
複数荷物をまとめて管理したい場合は、日本郵便公式アプリを使えば、追跡番号の保存や配達状況の通知機能も利用できます。
相手に荷物の動きを知らせたいときは、追跡ページのURLをコピーしてLINEやメールで送れば一目で確認できます。
定形外郵便との違いと選び方
レターパックとよく比較されるのが「定形外郵便」です。特徴を理解して選び分けることが大切です。
| 項目 | レターパック | 定形外郵便 |
| 配達方法 | 速達扱い+追跡あり | 普通郵便・追跡なし |
| 重量制限 | 4kgまで | 4kgまで |
| 料金 | ライト370円 / プラス520円 | サイズ・重量で変動(120円〜1,040円) |
| 信頼性 | 高(対面可・追跡可能) | 低(投函のみ) |
定形外郵便は料金を抑えたいときに有効ですが、追跡機能がないためビジネスや重要書類の郵送には不向きです。
その点レターパックは全国一律料金で追跡も可能、速達並みのスピードなので「確実に送りたい荷物」に向いています。
ビジネスでの応用事例
レターパックは個人利用だけでなく、企業や団体でも幅広く活用されています。
よくあるビジネス用途
- 契約書や請求書などの往復送付
- 顧客への資料・DMの発送
- 機密文書や原本のやり取り
- 製品サンプルや部品の発送
- 在宅勤務用備品の送付
特にレターパックプラスは、追跡+対面渡しで信頼性が高く、納品物や重要書類のやり取りに好まれます。
また、封筒に会社ロゴや住所を印刷するカスタマイズ(事前申請が必要)で、ブランドイメージ向上にもつながります。
発送量が多い企業では、日本郵便との契約によって管理方法を簡略化したり、取引条件を優遇してもらえるケースもあります。
まとめ:レターパックを賢く使って、発送をもっと快適に
レターパックは、状況に応じた選び方をすれば非常に効率的でコストパフォーマンスの高い発送方法です。
ライトとプラスの違いをしっかり把握すれば、「とりあえず送る」から「安全・確実・経済的に送る」へとレベルアップできます。
販売場所を知っておくことも大切です。郵便局だけでなく、ローソンや一部スーパー、ホームセンター、さらにはネット通販でも手に入るため、急な発送にも落ち着いて対応可能です。
さらに、追跡機能の有無や配達方法、厚さ・重量制限を意識して使い分ければ、不要なコストや配送トラブルを減らせます。ビジネス用途や頻繁な利用者であれば、事前にまとめ買いしてストックしておくのも効果的です。
「気軽に送りたいけど、きちんと届けたい」──そんなときは、状況に合ったレターパックを選び、スムーズで安心な発送を実現しましょう。

